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KNTRの◎Ecstatic◎

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2007年 09月 05日

GING NANG SHOCK!


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                       箭内道彦主宰『風とロックfes.』に行ってきました。7/10at渋谷クラブクアトロ。

                           そこで銀杏ボーイズのライブを観ました。。。。。。


僕はCD屋で働いてるので、どうしてもCDと、音楽と、アーティストと、歌詞とナーナーになります。

いや、それは僕だけで他のみんなはキチンと音楽と付き合ってるかもしれないんだけど。

聞いてるようで聞いてなかったり、何が心底好きなのか怪しかったり、知識だけが増えていったり、数字先行でシングルを見てみたり・・・。

そんなマンネリ夫婦みたいな僕と音楽の関係なんですが、奴ら銀杏BOYZは違いました。

フリーペーパーの『JUICE』でvo.の峯田和伸はこう言ってます。


     『音は汚くてもいいんで、その圧倒的な内側から震えるようなモノをつくりたい』

まさにそんな感じでした・・・。

ていうか銀杏BOYZの前身バンドにあたるゴーイングステディがキライだった。グリーンデイの前座で出たゴイステは勢いだけでメチャクチャやりゃそれでいいみたいな印象でしたし。嫌悪感すらあった。
銀杏のCDも聞いた事なかった。聴く気もなかった。もっと言うなら銀杏BOYZのファンも嫌いだった。vo.峯田和伸を神様のように崇め、変な髪形で変な服を着て・・・なんて視野の狭い低俗な連中だと思ってた。くだらないと。

じゃーなんで行ったんだ、と。そんなライヴになぜ行ったんだって話ですが、峯田の文章とビジュアルは大好きなんで(笑) しかも大好きな箭内さんも見てみたいし、SAKEROCKもロマーンズも観たかった。しかもハローワークス(スチャダラパー+スライマングース)まで出演となれば・・・ね。


実際銀杏の演奏は聴くに耐えないものでした。
音はやたらデカいし、ワレてるし、何歌ってるか何弾いてるか分からない。曲を知らない僕はあまりの爆音に早く終わってほしいと思いながらステージを眺めていました。
マイクを口に含んでヴァーヴァー吠えるもんだから、それはそれは。

そんな耐えがたい時間がやっと終わって、耳をキンキンさせながら家でシャワーを浴びていると・・・なんかあの感じが気になるんです。
あんなに早く終わってほしかった銀杏BOYZのライヴがやたら気になるんです。
次の日出社しても、ご飯食べてても、絵を描いてても、寝ても覚めてもその時間が忘れられない。

それを銀杏ショックと人々は呼ぶようです。

僕は大人になって出会う運命だったのかもしれない。
やたらと真面目で、優しくて、誠実で、ロマンティックで、真剣で、きれいで、一生懸命で、バカで、キモくて、汚らしくて、不細工でも最高なバンドに。
今では2枚同時発売されたアルバムを毎日聴きたくなる体質になりました。

僕の宝だし、国の宝。  国宝バンド銀杏BOYZと出会わせてくれた友達にも感謝。

日本のバンドを聴くことに抵抗のない人で、まだ聴いた事ない方は是非。DVDから見るもよし峯田の日記本『恋と退屈』から読むもよし、バンドの本『GING NANG SHOCK!上下』から読むもよし、アルバムにチャレンジするもよし、最新シングル『あいどんわなだい』買うもよし。

僕の親しい友人へ。僕が死んだら葬式で銀杏BOYZの『漂流教室』を流してください。おかんにそう伝えてください、お願いします。
あと友人が、こちらも超名曲『BABY BABY』を結婚式で歌ってくれます。やった。


P.S.板尾イッツジーも普通に来てました(笑)無表情で。

by vans_oldskool | 2007-09-05 16:04


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